資生堂アーティストが語る東京コレクション

3月25日にAmazon Fashion Week Tokyo 2017 A/Wが閉幕しました。今回は資生堂ビューティークリエーションセンターのヘア&メーキャップアーティスト38名とSABFA OB 11名が、20ブランドのコレクションのヘア&メーキャップを協力しました。

※SABFA(サブファ):資生堂が運営するプロのヘア&メーキャップアーティストを育成するスクール
資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト計良宏文からのコメント
(MOTOHIRO TANJI、TAAKKなど担当)

「ここ数シーズンパリコレクションの影響からか(いかにもモデルというバランスの子たちではなく)個性的なモデル達を起用するメゾンが増え、それぞれの個性を活かすヘア&メークが求められるケースが多かった。
モデル達の意思までも尊重するかのような、洋服のコーディネートも多種多様なものがあったように思え、力強いTOKYOらしさを感じたシーズンだった。

MOTOHIRO TANJIでは、得意のデコラティブなニットにデニムとスニーカーを合わせ、ストリート感をプラスしていたが、ヘアは寝ぐせのようなボサボサの質感で顔にまとわりつくようなスタイルに仕上げた。メークはほぼスッピンに近いナチュラルな仕上がりだが、ポイントで数名赤いリップが中央からにじむように描きアクセントにした。

最終日に行われたTAAKKは、メイン会場であるヒカリエのAホールとBホールの間の廊下をランウェイに使用し、まるでゲリラで行われたような印象のショーだった。
80年代から90年代にかけてのヒップホップやグランジなどをミックスした力強いファッションに、個性豊かなモデル達が颯爽と歩く様は、まさにTOKYOのストリートを思わせるものだった。
ヘアは個性を活かし、アフロやオールバック、編み込みやルーズなダウンスタイルなどさまざま。メークはボーイッシュなモデル達にあえてビビッドなレッドリップを塗り、より力強さを与えた。」

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上:MOTOHIRO TANJI/下:TAAKK
資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト鈴木節子からのコメント
(HIROKO KOSHINO担当)

「今期の東コレはチーム全体で、新たに個性的なブランドとの仕事も増え、とても刺激的なシーズンとなりました。
協力メゾンが多かったことで、日によっては幾つもの会場を、メンバー達がハシゴする場面も多々ありました。そんな時にこそ、資生堂ヘア&メークチームのチームワークを存分に発揮することが出来、結束力を改めて実感しました。メークメンバーがヘアを手伝ったりと、緊急事態にも臨機応変に互いに協力し、力を発揮するのが、私たちチームの強みだと感じています。

チーフを担当した「HIROKO KOSHINO」の今シーズンのテーマは「デカダンス~柔らかな反乱~」。ミロの絵の女性像をイメージし、アイメークをデザインしました。コシノ先生はいつでも、どこかアバンギャルドであること、そして今の時代の空気を表現していること、を求められます。今回のメーキャップでは、インパクトがありながら重くならず軽快に、そして他には無いアイデアである、という点を意識し、彩りあるファッションとのバランスで、モノトーンでシンプルに表現しました。」
3月22日はインドネシアのブランド「BATEEQ」「RANI HATTA」のバックステージ&ショーを資生堂の公式facebook&公式twitterで配信を行いました。
普段なかなか見られないバックステージの映像をぜひ見てみてください♪
映像はこちら