資生堂アーティストが語るコレクション–パリ編

資生堂ヘアメイクアップアーティストが2017-18秋冬NYコレクションでヘア&メイクを協力したコレクションについて語ります。
アンリアレイジ Anrealage

〈メーク:計良宏文〉
初協力のアンリアレイジ。コンセプトテーマは“ROLL”。布をROLL 状に丸め、機械によって削り出した彫刻のような服や体に巻きついた服など、斬新な発想で作られたコレクションが印象的。ショー会場はクラシックな雰囲気につつまれ、これまでのイメージとの変化を求めていた。メーキャップは目もとにレッド系のアイカラーを上下にじんわりとぼかし、リップや眉の印象を極力控えめにして、ビューティーかつクラシカルな印象に仕上げた。

〈ヘア:計良宏文〉
今季テーマの“ROLL” に合わせた、クラシック×モダン×ミニマルなスタイル。カラーリングを施したショートウィッグを被せ、ジェルを塗布しながらランダムにフィンガーウェーブをつくり、タイトなスカルプチャーカールを不規則に並べて仕上げた。2名のモデルは自毛にジェルを塗布し、顔周りにフィンガーウェーブを織り交ぜながら、トップに土台をつくり、高さのあるスタイルに仕上げた。

解説:計良宏文 阿保麻都香
コシェ Koché

〈メーク:大久保紀子〉
クチュール×ストリートファッションで注目のブランド。モデルには、プロのトップモデルだけではなく、アーティストやタレントなど個性的な男女を起用し多様性のあるショーを発表した。それぞれの個性を際立たせるために、メーキャップは3つのルックで表現した。①ファンデーションとマスカラのみでもとの顔立ちを生かすルック。②ルージュルージュの赤リップだけをポイントにしたルック。③会場の色に合わせたブルーのアイシャドーと赤リップのグラマラスなルック。 

〈ヘア:豊田健治〉
ヘアもメークと同様に、モデルの個性に合わせ様々なスタイリングを施した。共通してどのヘアスタイルもプロの手が入っていないようなラフでエフォートレスな印象のダウンスタイル。ロングはサイドパートで少しグラマラスな印象に仕上げた。

解説:西森由貴 豊田健治
ビューティフルピープル Beautiful people

〈メーク:豊田健治〉
パリデビューはプレゼンテーション形式で行われた。テーマは「WAFUKU」。その名の通り着物のようなボリュームのある洋服が多かったので、シンプルなメーキャップでピュアな印象に。肌はごく薄くファンデーションを塗り、肌そのものが美しく見えるように丁寧に仕上げる。ポイントメークは自然な血色感や立体感を与えることでその人らしい自然なメーキャップを完成させる。 

〈ヘア:豊田健治〉
ヘアもメーク同様シンプルな仕上がりに。大きなかんざしやヘアアクセサリーが数種類ありルックによって付け替えた。クリーンなオールバックのポニーテール 。襟の高い洋服が多いでの邪魔にならないように、ぼんのくぼあたりに束ねる。

解説:西森由貴
カラー Kolor

〈メーク:渋沢知美〉
異なるもののパッチワークで完成されたコレクション。洋服の一部に組みこまれているフラッシュカラーを、モデルそれぞれに違うアイメーキャップで表現したメーキャップ。肌は、リキッドファンデーションで気になる所のみカバーし、眉はクリアマスカラで毛流れを整える。アイメークは大きく2パターンあり、①フラッシュカラーをまぶたに大胆にペイントするように入れる。②まつげをしっかりカールさせフラッシュカラーのマスカラを上下たっぷり塗布する。チークは入れず、リップはリップクリームのみで軽くフレッシュな印象に仕上げる。 

〈ヘア:豊田健治〉
モデルの個性に合わせて、縦に5列に分けたブレイドと、ざっくりと後ろに編み込んだ2パターンのヘアスタイル。ともにブローローションを塗布し質感をドライにしてから、アイロンで巻き、くせ毛のようなウェーブを作ってから編み込む。ラフでドライな質感がポイントの編み込みスタイルに仕上げた。

解説:渋沢知美 阿保麻都香
サカイ Sacai

〈メーク:ダイアン・ケンダル〉 PLAYLIST 協賛
フラワープリントやジッパー、デニム、ファーなどを多用したブランドらしい存在感のあるハイブリッドファッションに、フレッシュでナチュラルなヘア&メークを組み合わせたクールなコレクション。肌は、ファンデーションやコンシーラーで色むらの気になるところをカバーしてナチュラルに仕上げる。チークは、ソフトなレッド系クリームチーク(PL AYLISTスキンエンハンシングフェースカラーRDs04)を頬の中央ににぼかし血色感をあたえる。仕上げに、肌のグロス(PLAYLISTスキンテクスチャーヴェールルミナイジング)を頬上に軽くのせてツヤ感と立体感をあたえる。その他、ポイント
メークは何もしないスーパーナチュラルなルック。

〈ヘア:グイド・パラウ〉
センターで分けて自分で結んだだけのような、メークと同様スーパーナチュラルなスタイル。ドライな質感に仕上がるスタイリング剤をつけてブローし、部分的にアイロンでくせ毛風に軽くウェーブをつける。センターパートにして襟足低めで一つに結び、さらに、毛先をわざと崩れたようにループ状に結んで完成。

解説:大久保紀子