トレンド
2017.07.30

【AW17−18 トレンド】ほっこり感が決め手、シアリング

今季のランウェイで本当によく見かけたのがシアリング。羊の毛を同じ長さに刈り込んだ、思わず手で撫でたくなるようなふわふわの素材です。ジャケットの内側や襟もとだけでなく、コートの表地全体に使ったり、シューズや小物にあしらうなど、全身シアリングでコーディネートできるくらい今季はバラエティが豊富。人気の理由は、見た目と触感の、ほっこりあたたかな雰囲気です。ここ最近の不安感漂う社会情勢を背景に、柔らかな肌触りで全身を包み込まれ守られたい、というマインドが投影されているのかもしれません。
MSGM (左)
鮮やかなスカイブルーに染め上げたシアリング。腕には白と黒のラインが入ってスポーティーなイメージ。

Proenza Schouler (右)
シアリングのふわっと優しげな印象と、ピカピカのシルバーの未来感が斬新なコントラストを生む。
Marc Jacobs (左)
シアリングはレザーの一種。もこもこな面を表に出すか裏に使うかでイメージがガラッと変わる。

Coach 1941 (右)
見た目に触感のふわふわさ加減がたっぷりと伝わってくるシアリング帽子も今季注目のアイテム。
呉佳子(ご よしこ)/資生堂ファッションディレクター
2012年㈱資生堂入社後、現職に就任。ファッショントレンド研究およびトレンド予測を担当する。国内外の最新トレンドの分析により、その背景にある時代の流れを的確にとらえ、マーケットのトレンド動向、流行カラー、消費者ライフスタイルなど、分かりやすく解説する。